穴を掘って 穴を埋める | この国を想う

穴を掘って 穴を埋める

穴を掘って 穴を埋める

穴を掘って 穴を埋める これを大規模でやれば日本経済は救われる。

というのが私の主張です。穴を掘って 穴を埋めるというのは 比喩的な表現であり
実際は、穴を掘る 以外のものでもかまいません。

さて、上記のバカげたように思える提案が正しいという証明ができそうな ニュースがあります。

社会保険庁の組織改革であります。

社会保険庁は、民間で100人で出来る仕事を120人でやっている。
人員は合理化で2割ほど削減できる。と報道されています。

社会保険庁の職員をリストラするのでしょうか?

仮にリストラした場合は マクロ的に問題解決するのでしょうか?

問題ある組織だから全員処分しろ という気持ちは私も同じですが、ここでは、感情論はしません。

 

社会保険庁の職員の身分は、国家公務員であります。首にはできません。

それでは、配置転換するか、新しい仕事に従事させるかすれば という意見もでてきそうです。
確かに、介護など、新しい部署を作ってもよいかもしれません。

しかし、それは、ミクロ的対応であり、公務員の総数を減らしたいのが現状の方向です。
マクロ的解決にはなりません。

120人体制を適正な100人体制にしたとしても120人分の給料は税金でまかなわれます。

これが、民間ならリストラすることになるのでしょう。
それでは、仮にリストラしたら、多くの失業保険が必要になります。結局 税金が必要です。
給料と失業保険と名目が変わっただけになるのです。 国家としては、どちらも持ち出しです。

 

新しい仕事を探せば、という意見もでてきそうです。
しかし、それは、ミクロ的対応であり、総需要が減っているのです。
マクロ的解決にはなりません。マクロ的には、ある人が就職すれば、誰かがリストラされます。

 

ここに豊作貧乏の根本を見ることができます。
技術が進化し、競争を奨励する社会では、100人分の仕事を90人 80人と 合理化していきます。

理論的には、究極のロボットができて、無人で大量の仕事や生産が出来ることになります。

 

そのとき社会が幸せであるには、どのような制度を取り入れるか考える時なのです。

大きな穴を掘り 埋める

オリンピックを毎月行う お祭りを大規模でやる  映画を作る でもかまいません。

ただし、ここで行われる オリンピックやお祭りや映画は たぶん黒字には、なりません。


これにより、余剰労働を吸収するのが制度として必要なのです。

 

それに変わる代替案は、豊作貧乏下ではないのです。