タクシー業界対策 | この国を想う

タクシー業界対策

タクシー業界対策

先日NHKでタクシー業界の紹介がありました。
内容は、
自由競争のため参入者が増えてドライバーは食えない。
一方、きれいな女性をドライバーにするなどの 新しいサービスも紹介されていました。
しかし、新しいサービスは、東京ならなりたつけども地方では無理だなという感想を持ちました。

たとえば、ハイヤーなどの高級チャーターシステムは、地方でやったところで採算はあいません。

そこで、自由競争は善か悪かという問いです。
ドライバーは、規制を強化し参入者を減らしてほしい と訴えていました。

消費者サイドから見れば、競争して いろんなサービス、価格ができるのは良い事です。
供給者再度から見れば、過剰な競争は 社会をダメにする という主張です。
さて、規制を強化すべきなのでしょうか?

私は、ここに日本経済の縮図があるとかんじます。

私の考え
タクシー業界は一言で言えば弱者の溜まり場であります。
同じような業種として、警備会社、農業、飲食店 などがあげられます。

40才すぎた方で 突然会社からリストラされた場合、今の日本では弱者になります。
誰もひろってくれません。
それでも就職しなくてはなりません。
彼らの就職のできそうな場所は、警備会社、農業、飲食自営などになります。

限られた市場に どっと 労働者が押し込まれるのです。

もし、規制を強化すれば、従来から就職しているドライバーは助かります。
しかし、新たに就職口を探そうとする弱者の道をふさぐことになります。

根本の原因は、供給過剰にあります。
誰が好き好んでタクシーのドライバーになりますか?
ほんとうは、他の選択肢がないから、家族を食わせたいから
親父たちは、頑張っているのです。

余剰労働力を国家がすいあげる。これが日本を幸せにする近道です。
そうすれば、ニート問題もタクシー問題も 多くは解決します。

前回も書きましたが、極めて少数の人で大量の仕事、生産を行うシステムを完成させたら、
その、システム、設備の所有者以外の人間はみな失業するのです。

労働力が余っている。健全に消費しないと 社会が腐敗する。

余剰労働に見合う分 国家で紙幣を増刷し ヘリコプターマネーする。

みんなで、マツケンサンバ 踊って 給料もらう。 これが国家を救う道なのです。