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アメリカと江戸幕府

アメリカと江戸幕府

今の地球は、幕末の江戸時代に類似しています。

1500年ころ、日本の戦国時代は 各地方の大名のトーナメント戦でありました。紆余曲折のすえ 徳川さんが優勝し トーナメントは終了しました。

1900年ころから 地球レベルのトーナメントが始まりました。 日本は準決勝で負けました。 決勝戦でアメリカが優勝し トーナメントは終了しました。 

江戸時代の地方大名は、生存のため 馬鹿であろうがチョンであろうが 江戸幕府に従いました。 そこで文句を言えば お家 おとりつぶしになりました。

そんな感覚で時代を見れば ポチ外交は案外 正解だと思うのです。
感情とか正義感とかモラル面では、ポチ外交に不満はありますが、今のアメリカは、腐っても鯛であります。他に選択肢はありません
今は謀反を起こす時では、ありません。時の流れを味方にしないと失敗します。

しかしながら、アメリカも 現在かなり 腐ってきました。
そして今 アメリカは、おちめです。

幕末に江戸幕府は長州藩を征伐しようとしました。 力の差は、50対1です。
どちらが勝つかは、誰の目にもあきらかだったと思います。

ところが、江戸幕府は大方の予想に反して長州征伐にてこずります。気ぐらいだけ高い幕府にたいして、長州藩は、死に物狂いです。存亡をかけ 木戸や高杉といった若くて優秀な人材が活躍し騎兵隊をあみだしました。

そしてこの長州征伐があとあと自分の命とりになります。

おやおや にてませんか 長州藩がイラクに見えませんか、歴史はなぜか繰り返す習性があります。

幕末は 幕府にとってミニアンラッキーが続きます。 風が吹きました。 一部の頑固な勢力(新撰組)を除き ほぼ無血で 明治政府ができたのです。
今 イラクから武器が出てこなかったり、イラク捕虜の虐待が明らかになったり、911はウソの固まりとわかるなどアメリカのアンラッキーが続いています。

今後、アメリカはもがくでしょうが、時の流れがありますのでもがくほどアンラッキーになる事件が起きるでしょう。

さてさて、将来を大胆に 予想していきます。

イギリスは会津藩で 日本は 薩摩藩 になります。
長州征伐は はじめは 薩摩藩も 江戸幕府の命令で参加していました。 薩摩と長州はメッチャ仲が悪かったのです。 坂本竜馬が 間に入り 薩長同盟ができるのです。

従って、日本のとるべく行動は、当面はポチ外交のままでいきます。 アメリカの運が落ちてきます。 これは、アメリカのエゴが目立ち始め おかしいんじゃないと思う国が増えて行きます。 日本はより安定した世界運営を目的としアラブ諸国と仲良くなります。 アラブ人は日本を尊敬しています。 日本人はイスラム教を否定することもしません。アラブのエネルギーと日本の資金が手を結べば これは すごいことになります。
そんなことアメリカはじめ ソ連・中国は絶対認めません。

だいたい、とうの日本人に、そんな外圧に耐える勇気も発想もありません。

ですから、今はピエロになっていればいいのかもしれませんね。

柔道的 軍事・外交革命

憲法改正が問題になっている昨今であります。

外交や防衛問題も経済の外掘りとして言及したい。

最初に、イラクでアメリカが苦戦していますが、私には、ライオンと無数の蚊との戦いのように見えてしかたがないのです。もちろん蚊はイラクでライオンはアメリカである。

ライオンはたしかに強い・強いと信じられてきた。しかしそれは戦う相手が固体の場合である。 草村のなかに忍び 目が届かない所や時をねらって チクチク攻撃してくる蚊とは、戦いにならないのであります。戦いという概念が存在しないのです。

このことから日本が学ぶことはたくさんあります。

何を言いたいかと言うと 軍事力の概念が根本的に崩れてきたと言うことです。
今の アメリカは戦いようがありません。攻撃してくれば さっと霧散します。
数人捕まえたところで、次々とあたらしい虫がわいて来ます。
アメリカは、何百億円もする戦車や戦闘機が あまり役にたっていません。何百円でできる手製の爆弾にやられているのです。なんと言うコストパフォーマンス

戦い方が根本的に変わってきているのです。 戦う相手は国のような固体ではなく 個々人の心の不満という 空気なのです。

今、人類絶滅兵器は禁じてであると暗黙で了承されてる感もあります。 当然です。
ハードやパワーから ソフトや技に比重がシフトしてきています。

私がアメリカの戦い方を考えるとしたら、甘い水を用意し そこに集まるよう宣伝します。集まった所をたたきます。虫退治と同じですね。

もしくは、武力攻撃ではなく、映画・娯楽・マンガ・ラジオ放送などの文化的な普及で洗脳していきます。 

日本の防衛軍事戦法を考えますと
日本近海に無数のサーバーをバラマキ 無人の偵察機(ミサイル付)をインターネットの技術で操作します。
ロボットであれば、北朝鮮の荒くれにも 命をさらすこともなく、ロボット経由で会話・警告が可能です。オペレーターは安全な場所で操作だけすればよいのです。

私のような、素人でさえこのようなアイデアがでるくらいです。
ハード的な破壊力はもう時代おくれなのです。

結局 ソフトです。ノウハウです。

ところで、柔道は日本のお家芸ですから、そのコツは日本人なら感覚的理解は容易だと思います。
自分が非力であっても タイミングと技で 相手を倒してしまう。そこに日本的なものを感じます。パワーの優劣を競うアングロサクソン族とは対照的であります。

私は、軍事や外交の戦略が柔道的な技術を磨くことで世界を安全な方向にしむけるのは日本の役割だと感じています。

パワーで無理やり いうことをきかせるのではなく 相手に考えさせてしむけるのです。

相手の好きなように行動させても結局手のひらの上でころがすような技術を磨き戦略をねることが日本的だと思うのです。

明るい日本の未来2

明るい日本の未来

今 歴史的端境期であることは、多くの認めるところであります。
ところが端境期の入り口のときは、どんな意義・理屈・方向性というものは歩いている当人は、わからないものです。 明治維新の時も入り口は、大変混乱していました。
NHKのその時歴史が動いたで紹介されましたが、ちょんまげを切る という発令に暴動が起こりました。今では、笑い話です。そして一度方向性が決まると、我が日本国民は、単一民族で優秀であるためまたたくまに 国家単位で変貌を実現します。

さて現在の経済問題に話を戻します。 歴史的意義は3点 1.情報革命 2.資金の運用難 3.豊作貧乏 が同時期にかさなった事です。

認識を改めれば、日本はバラ色になるのです。
大胆な予想を展開します。

1.すべての物が無料化していく
 前回でものべましたが、今の日本の技術を駆使すれば、数人のオペレーターで日本が必要とする物資・サービスを供給することができます。
5人で、例えばボールペンを日本中で必要なだけ供給できたら、人件費コストは 5人分の人件費割る1億2千になり、限りなくゼロに近いものになります。
ボールペンに必要なインクやバネなどの部品も同じように考えれば 材料費もゼロに限りなく近くなります。

最近、注目しているのは、ホテルの朝食がバイキング形式になったことです。
これも無料化を感じます。 コーヒーの原価は1杯 5円くらいしかしません。
カウントする方がコストがかかるのです。何杯でも飲んで下さいになります。
食材費も原価ベースは安いのです。卵や米の材料費はしれています。
ホテルのシャンプーや歯ブラシも無料です。

バイキングビジネス
例えば、1月分のパスポートを買えば、お店の中では、1ヶ月食べ放題

この方式だと 1回あたりの食費は、かなり安くなります。

2.特許がなくなる
有名人が作った すばらしい音楽・小説・コラム・マンガで有料のものと
有名人じゃないけれど、そんなに、すばらしくないかもしれないけど無料のものと
あなたは、どちらを選びますか?

すでにウインドウズは無料のリナックスに食われています。家電はトロンという日本人が開発した無料のOSが使われています。

ベクターというソフトを紹介するサイトでは有料ソフトと無料ソフト両方があります。もちろん無料ソフトが 人気があるのは間違いありません

世の中 無料でも良いと考える奴がたくさんいるのです。 無料が有料を駆逐します。 その証拠に 本やCD業界は非常に厳しいものになってきていますが、今後もされに厳しくなっていくでしょう。

分業パターンさえ確立すれば、万人のボランティアにより映画を作ることも可能です。

3.ハンドルネームの総理大臣と 国会がサーバーになる
 パターンのある仕事はプログラムにしてしまえば良いのです。役人の個人的裁量はいりません、時事問題は、インターネットでアンケートし 立案は掲示板で行い投票したり、集計したりすればよい

4.お金は数字になる。
  国債暴落とか 借金を後世に残すなんて不安心理をあおった理論はでたらめです。 駅前で配られるテッシュや、公園の水道の水と同じで 必要な分 いつでも簡単に手に入るとわかれば、必死ななって集めなくなります。
 そんなに お金ためてどうするの という感覚です。

私の祖母の実家は、昔は大地主でした。当時は資産家であったようです。
たまたま、倉を 掃除することになりました。農機具やら家財道具がたくさん出てきました。 その当時は物が不足していたので、財産だったのでしょうが、今ではゴミにしかなりません。

価値観が変われば、お金は数字です。ゴールドは金属です。それ以上のものではありません。 要は 人間が幸せになる制度を作れば良いだけで、制度のせいで お金のせいで たくさんの人間が困窮するのは 本末転倒なのです。

明るい日本の未来

明るい日本の未来

今では、想像できない 明るい日本の未来を大胆に予想する。

日本は、今 臨界点に近い状況にあると思います。
臨界点は物理・化学などにでてくる概念で あるレベルに達すると性質がガラリと変わることを言います。夜明け前が一番暗いのです。

もし すべての国民の生活必需品が、ほぼ無人で生産されたらどんな社会になるだろう という仮説から出発します。映画などに出てきますが、コンピューターに命令すると ジュースや食べ物が さっと出てくるとう場面があります。

国民の1%の人口で 通常の生活に必要なものがまかなえたら どんな社会になるのでしょうか?
99%の人が失業するのでしょうか、それとも 生活時間のほとんどを創造活動にむけられる楽園になるのでしょうか?
私は後者になると思います。

けっして夢でないのです。
 インターネット証券は、手数料の劇的な価格ダウンを実現しました。 その分従来の証券マンは不要になりました。( 食えなくなりました。)
インターネット証券の改善は さらに続くとどうなるでしょうか? 数名の人数で日本の全取引を決済することが可能になると予想されます。

例えば流通では、無人化の究極で無人スーパーマーケットも 理論的には可能です。

今の技術で 例えば、1人で 日本中に必要なボールペンを供給することは可能です。 無人で大型の機械を24時間フル稼働するだけです。機械はコンピューターにより制御されます。

石油を運ぶ大型タンカーなどは、すでにほぼ無人で運行されています。
いずれにせよ、最低限の監視だけの人数が必要になるだけです。

各分野で可能な 所から どんどん無人化していくと 価格も ただ同然になっていくことが予想されます。

これにもうひとつ要因を加えます。それは貯蓄過剰現象です。
貯蓄があり余り、利息がゼロになったときには、こんな現象が起こります。
100億円の投資で年間1万円程度のリターンがあればよい という案件が成立する。

夢物語です。

50階建てのビルの中に、畑・たんぼがあり 電力は風力発電でまかなわれ
作業はすべて機械がやってくれる。
数人で日本国民の最低限の食料をすべて確保できる。自給率は100%
しかも、害虫もいないので、完全無農薬

現在ある田んぼ・畑は環境上と観光上の目的で趣味で運営されていて 食用ではない。


つきつめると日本のテーマは余剰な貯蓄・生産物の有効利用というのが課題になってきます。


続きを楽しみに

小泉総理の歴史的意義

小泉総理の歴史的意義

小泉総理の歴史的意義について考えてみたい。
総理大臣というのは、実力だけでなれるものではありません。名曲でもヒットしない場合もあるし 逆に、くだらない芸や曲が時流にのりヒットする場合もあります。

そこには、目に見えない時の流れがあります。
彼は時に 選ばれし 象徴的な人物であると考えます。


ふりかえると、記憶にある主な総理大臣では、吉田・岸・佐藤・田中 という総理大臣を国民は選んでいます。 国民は時に応じ絶妙な選択をしております。

歴史は思考錯誤しながら少しずつ前進しております。

小泉総理の歴史的意義は、簡単に言うと、問題提起 であります。
今、日本国民レベルは、人間の年齢でいうと0歳児です。
0歳児は善悪の判断は持っていません。
子供は 熱いものをさわり 火傷を学習します。

今の日本は、まさにそういった状況にあります。

例えば、彼は見事にデフレのさなかデフレ政策をとっています。
彼の功績は問題を提起した。ということにつきます。彼に問題解決を求める事や批判する事は無意味なのです。

しかしながら、問題提起というのは実にすばらしい事です。

通常の政治家なら 表に出てこない問題を次々提起している能力は見事です。

現状のモラル・能力・ビジョンが荒廃した国民に 郵政の民営化とか日米安保に賛成か反対かと民意を問うてみても意味がないのです

どっでもいい とか うざい とか 関係ねえし というのが最も多い答えではないでしょか 国民の多くは考える能力がなくなり自分さえよければいいのですから
興味があるのは年金くらいのものでしょう。

現状の国民レベルでは、企画能力がないに等しいのです。
幼稚園児に何が食べたいと聞くのと同じなのです。



問題がある という事を認識していない状況で、いくら制度議論しても 魂が入りません。

彼がいたから、ポチ外交という概念が国民に共有されました。ポチ外交がいいか悪いかを今議論しても 不毛なのです。 問題をやっと認識した段階なのです。
機が熟していないのです。

国というのは、頭のいいひと悪い人、興味のある人ない人さまざまな人で構成されていますからゆっくりと動くのです。試行錯誤が必要なのです。

そして、彼の次なる使命は、善悪の感情や遠謀なく挑戦することであります。
時には失敗をし国民からヒンシュクをかうこともあるでしょう。

熱いものをさわり火傷を学習するのと同じです。
今は、悪いもの・失敗を経験し 国民が苦渋を味わって 学習すべき時なのです。

神が与えた試練です。

犯罪・自殺が多発し、経済が縮小し、多くの国民がまずいんじゃないのと真剣になり危機感を共有したときが、次のステージなのです。

それまで 彼は問題を提起し ノー天気に進んで行く

彼に与えられた使命なのです。



資本主義の崩壊

資本主義の崩壊

資本主義の崩壊は、共産主義崩壊を予言したラビパトラ氏や船井幸雄氏が本ですでに解説しております。 ラビパトラ氏においては10年前に書かれた本を読み返しても 内容が劣化してないのでその眼力は尊敬に値します。

崩壊の原因は、貧富の格差が拡大して経済がおかしくなる。といったものです。

企業が商品を企画販売する場合、日本のような、中流階級がたくさんいる市場は実に商売がしやすいのです。
アメリカのように、所得差が拡大すると、人口の多数を占める貧乏人向き商品・サービスを供給するか、富裕層狙いの商品を供給するか決めなければいけません。

富裕層のニーズは、宇宙旅行とか芸能人との交流とか、きまぐれ贅沢ニーズになりがちです。 健全な産業とは言えません。 そのニーズが来年もあるか 安定した雇用が守れるかという点で疑問がつきます。

また貧乏層向きの商売は 結局 売上が頭打ちになります。小人数で大量販売できる100円ショップや、インターネット証券のようなビジネスモデルしか生きのこれません。これも 単価が小さいことで人口は伸びなければ頭うちになります。

結局、中間層がたくさんいて、中流のレベルを上げていくというのが、理想的な社会運営なのです。これは昭和30年代~60年代に日本が実現しております。

ヒットラーから学ぶ

ヒットラーは、映画などにも よく出てくる ドイツの歴史的人物ですが

ドイツは第二次世界大戦の敗戦国であるためと、ユダヤ人の虐殺で有名なので悪役として描かれています。

私は、彼を悪役として見るのは好きではなく、なぜ彼のような花がさいたのかその背景に興味があります。 国の代表までいった方なので多くの支持や功績もあったと思うのです。そこから学ぶべきは学ぶのが良いと思います。

日本も敗戦国のため 東京裁判でA級戦犯になった人もいます。靖国神社問題で中国にゆさぶられます。しかしながら、戦犯というのは戦勝国側からみた理論であり 日本が戦争に勝っていたら、アメリカが戦犯になっていたはずです。

勝った国が正義といことですね。
お互いに命をかけて戦う場合は、もう犯罪の概念はなくなっていると思うのですが

さてヒトラーに話を戻すと

当時ドイツは、第一次大戦に負けて 多くの領土が没収され・賠償金もかせられました。精神的にも荒廃し国がボロボロになっていたことは想像されます。
当時の失業率は45%にもなりました。

このような背景では、英雄待望が国民のなかでわく事も予想できます。
こういった環境でヒットラーは頭角をあらわします。

ヒトラーはこのとき アウトバーンと言われる 大きな高速道路を作っています。
失業者を吸収したのですね。 それから 当時 車は一部の人しかもてない高級なものでしたが、大衆車を作ろうとしました。今のフォルクスワーゲンの原形といわれています。 当時ドイツ国民の多くが無職で物不足でしたから、ほっとけば 強盗だらけの無法地帯になっていたでしょう。
異論者をけちらし、国をひとつにまとめました。
国がピンチの時は言論の自由なんてないほうが良いのです。ただしこれはリスキーな選択であることは充分承知はしております。

今の日本の環境で学ぶべき事が多いですね。
百家論争で骨ある英雄も出現してません。まだまだ当時のドイツに比べればピンチではなく余裕があるのでしょうか

公共事業で有効需要を作るのは、歴史上ではしばしばあります。
公共事業は 政治化の賄賂という印象が強く、減らす事が善だという風潮ですが、マスコミのせいであらゆる事が感情面だけでで判断しすぎであります。大きな視野にたち別の視点でも検証すべきではないでしょうか

経済のアングラ化

最近、オレオレ詐欺や 不当請求といった詐欺が多発し私達の身近にせまってきています。

これらの原因や理由を 一言でのべれば

社会のレールにのりそこねた若者が、ヤクザ社会に就職した。という事です。

もちろん犯罪はよくない事は当然ですが、犯罪を誘発する社会現象が問題です。この問題は、警察等で対策を強化しているものと思いますが、それだけでは 片手落ちだと思うのです。 ゴキブリをゴキブリホイホイで捕まえるようなもので、虫がわく原因をシャットアウトすることを考えなければなりません。

社会的要因は就職難です。新卒の高校生でさえ地方では就職率80%です。
昔は高卒は金の卵といわれ争奪していた時期もありました。このような状況では、学校をたまたま中退したような ちょっとハンデを背負った若者がまともな就職につくのは極めて困難なことは予想できます。

もちろん若者の方にも資質的な問題はあるのかもしれませんが、私は若者がヤクザ社会に就職することは静かな暴動だと思うのです。

たいした仕事もしてない役人が高給を保証される一方で、今後 増税が形を変えて国民にさしせまってきます。
中小企業の経営者は毎日 資金繰りや低迷する売上で 自殺直前で戦っています。
正直者は馬鹿を見る世の中なのです。税金なんかまともに払いたくないと思うのは当然です。

外国人に言わせると日本でよく暴動が起きないですね。と言う人もいるそうです。 
今の日本は利己主義で道徳心も気概もなく暴動起こす坂本竜馬みたいな人材もいません もっとエネルギーがたまらないと坂本竜馬が出てこないのでしょう。

就職できない若者はどうすればよいのか、国は明確な方針を打ち出していません
自給自足がほぼ不可能な日本において、就職できないということは、死ねということになります。

国家的な方向性やビジョンもないので、若者には夢もありません。ありあまるエネルギーを ヤクザな方向に向けてもしかたがない状況です。

若者のエネルギーが、売春・麻薬・詐欺 といった方向にむかうようでは、取締りを強化してもイタチごっこで 問題解決しません 彼らは税金も払いませんので 地下にどんどん吸い込まれていき 役人の手の届かないところで経済活動が行われていきます。

私の提案は、国費で若者を発展途上国に派遣し、井戸をほったり 道路を整備したりさせる と言う事です。

若者の視野は大きくなり、目的ももてます。自分が社会に貢献したと体験する事もできます。 途上国との交流もでき感謝されます。 貧困による不毛な争いの原因を少しは解消できます。 日当は3000円程度でよいのです。

犯罪が起こってからかけるコストより少ないコストで
犯罪が減らせると思うのです。

神様でも無理 銀行経営

日本経済は古今東西 今だかってない 未開の地に足を踏み入れているのでは?

とふと思うところがある。 

大きな流れで歴史を振り返ると社会主義が倒れ、資本主義の米国もあやしい状況であります。 ただし米国の場合、問題はいろいろあるのは、わかっていてもそれに変わる国はないし、新しい主義があるわけでもない。もちろん社会主義にもどる訳にもいかない、大きな時代のつなぎめに 米国は老経営者のごとく慣性でリーダーの座にいるだけです。

歴史的分水嶺の中、日本はひょっとしたら時代の先進国にいるのではと感じるのです。私が未開の地の兆候と感じる経済テーマが、神様でも無理 銀行経営であります。

非常に単純に言えば、融資案件がゼロ となり銀行員の給与が捻出できない、銀行という商売がなりたたなくなる。 というのが、私の考える近い将来の仮説です。 サラ金は金融業というよりサービス業です。 遺産信託もサービス業です。これらは今回私が考える銀行業には含めないことにします。

銀行業は、何もしなければ、返済されるか、担保処分するか、貸し倒れになるかで融資額は減って生きます。
つねに 健全で新しい融資先を開拓せねば先細りになってしまいます。

仮に 仮に 仮定ですが、すべての企業が借り入れを返済するか、減価償却内で資金繰りし、新規の積極的投資を敬遠したらどうなるでしょう。銀行は融資先がなくなります。融資先がなくなるイコール神様でも無理 銀行経営となります。

小生が、不思議に思うのは、BIS基準などの圧力で資本を回収する。その後 どうするんでしょうか? 多くの銀行では、まともな貸出先がなく自分自身の保身もあり保守的になるあまり 国債をどんどん買っています。普通預金を1億かき集めても 最大の利ざやは 1%以下です。年100万です。接客コストや事務コストを引いて素人が考えても どうやって食ってくのと思います。
三菱銀行は預金が集まりすぎて困ったという記事も昔みましたが、店舗コストを引くと逆ザヤで人件費が捻出できないのでしょう。 

だいたい、銀行の存在意義は 企業をアドバイスし健全に育成することで、手数料を頂くということにありました。国債の消化ならば、コンビニにまかせればよいのです。

企業が融資を受けて、規模を大きくしたり、最新の設備を導入するためにはそこに需要が見込まれるからです。銀行に払う利息以上の利益が中期的に見こめないと設備投資はしません。豊作貧乏下 国民がこれ以上新しいものでほしいものがないという状況になれば、投資案件がなくなります。
仮に新需要が生まれたとしても かって40年前の電化製品や車のような大型案件は今後考えにくい状況です。大手の優良企業は減価償却費内でほとんどまかなってしまいます。 戦争的な規模のプロジェクトがあれば別ですが・・・

貯蓄がたまりすぎて融資案件がなくて悩む経済構造になっているのです。
脂肪がたまりすぎて糖尿病で悩む姿と類似していますね。食料難の時代では考えられない悩みです。

SFみたいに話をどんどん進めていくと、お金や貯蓄の概念が壊れるかもしれません。

お金にたいする価値観が変わり、お金の意味が便宜的な数字になるかもしれません。

駅でばらまいてるテッシュは ただなのに 受け取る人が少ないのと同じで豊作がうまく機能すればありえない話ではないと思うのです。

拝金主義がなくなり、そんなにあつてもしかたがないよ、困ってる人にあげたらと言ったぐあいに お金が今のテッシュペーパー感覚になれば、多くの人々が幸せに助け合うことができる世界になるかもしれません。

豊作貧乏の日本2

言葉の遊びですが、豊作の反対語は、凶作 貧乏の反対語は金持ですよね。

そうすると豊作貧乏という定義があるなら、その裏・逆の概念もあります。

組み合わせを考えると 豊作貧乏 豊作金持 凶作金持 凶作貧乏 になります。マスコミに登場してくる著名な経済評論家のいうことはご説ごもっともな事が多いですが、難しく表現しすぎであると感じています。

経済というものは、実は非常にシンプルなものであると言うのが私の考えです。早い話 夜の繁華街のお店のママやタクシーの運ちゃんに景気はどうって聞くのが どんな指標よりわかりやすいと思うのです。 そういえば、バブル時代は客がタクシーを待ってましたよね。

さて 先ほどの豊作貧乏 豊作金持 凶作金持 凶作貧乏ですが、経済情勢はこの4つのうちのどれかに 必ずあてはまるというのが、私の考えです。 現状はどの位置にいるか、過去を振り返り判断するのが単純でわかりやすいです。

また、政策もおのずと決まってきます。
豊作金持  高度経済成長の時期
凶作金持  終戦直後の日本で物不足だが偉大な創業者が生まれるチャンスでもあった。
凶作貧乏  今の北朝鮮の状況

といった具合で おおまかに分類可能です。

さて ここで問題です。あなたが政治家なら、大量に生産されて余った物をつくっている工場・農家、客待ちのタクシーやひまで困っているスナックのママさん こういった人々の悩みをどうやって解決すべく どんな経済政策を出しますか?